文書の種類
技術論文
海外で発表された新技術に関する論文を翻訳するケース、日本で開発された技術を海外で発表するための翻訳など、技術論文の翻訳ニーズはかなり多いです。
タイトルの付け方や論証の方法等、言語的な表現はある程度パターン化されていますが、技術に関する背景知識が無いと、うまく訳せない場合に遭遇することになるでしょう。 技術論文の翻訳には、語学力だけでなく、専門分野の知識がどれだけあるか、が重要になります。
マニュアルや解説書、入門書
IT翻訳ではソフトウェアのマニュアル翻訳の需要はかなり多いです。 その他の産業でも、一般向けの解説書や新聞記事等を翻訳することがあります。
技術論文と比較すると、豊富な専門知識は要求されないことが多いです。一方、初心者を含むエンドユーザー向け文書では分かり易い翻訳文を作る能力が要求されます。
定型的な表現(「ボタンXXをクリックすると〜」等)が多く、トラドス等翻訳支援ツールを使いこなすと翻訳作業が高速にできるケースが多いです。
IR報告書
投資家は、特にここ数年、国境を超えて出資することが増えています。 このため、会計報告書や財務諸表、また経営戦略の紹介等、投資家向け情報を、多くの言語で発信する必要性も増えています。
金融、証券、会計、税金等に関する知識が要求されます。 発表期日が決まっている関係上納期が厳しいことが多いので、高速に翻訳する能力も要求されます。 四半期毎など定期的にニーズが発生するので、安定した収入が期待しやすいです。
特許文書
技術文書の翻訳と同様に専門分野の知識が重要になりますが、それだけでなく、国内外の法律の知識が要求されます。特許文書特有の表現(「apparatus wherein」「skilled in the art」等)にも精通している必要があります。
特許出願中の文書の場合など新しい技術情報が公開されていないケースも多く、内容理解に苦労することがあります。 また通常の翻訳作業以上に情報漏洩対策等のセキュリティ管理が大事になります。